みんなの為の生活習慣病克服法>長寿ホルモンアディポネクチン

太るとなぜ病気になりやすくなるのか？
それは脂肪細胞から分泌される「アディポネクチン」という
分泌蛋白が減ってしまうからだ。
アディポネクチンは糖尿病を予防し動脈硬化を
改善するいわば「長寿ホルモン」なのである。
過食や運動不足で体重が増えると脂肪細胞のひとつ一つが膨れたような
状態になる。膨れた状態の脂肪細胞はアディポネクチンを
分泌しなくなってしまうのだ。

そうすると動脈硬化を促進する中性脂肪や血糖が
過剰になってきて、ひいては動脈硬化や糖尿病という
病気が出てくるのである。
メタボの専門家のある医師によると、
大昔、食糧事情が悪かった原始時代に、何もしないで
ただブクブク太っていた人は種の保存のため
アディポネクチンが減って自然淘汰される道理に
なったのではと想像している。

いずれにせよ、太り過ぎが諸悪の根源であることは
もう疑う余地のない事なのだ。
だから生活習慣病を防ぐにはこの
長寿ホルモンをであるアディポネクチンをいかに増やすのか
ということなのである。